CANを聴きながら

 

  4月30日。

 

 夕方。高円寺の古着屋をまわり、オーストラリアで着るための服を物色。ビンテージのシャツが欲しかったが結局見つからず。

 

 それからビンテージ眼鏡の行商人MICHIOさんに会いに渋谷へ。サイズが合うものがなく購入を断念。インドの話とか、ドイツの話とかで盛り上がった。

 

 夜。まず、タカちゃんと道玄坂の焼鳥屋で互いの近況について話し合った。

 

 タカちゃんは某プラント建設会社の火力発電所関連の営業部に所属している。最近配属が決まったそうだ。「オフィスには一番に行って最後まで残らなければいけないから8時に会社に行って、22時くらいに帰る。残業代が50時間までつくということが救い。入札の書類を翻訳してまとめるようなことをやらされている。めちゃ眠い。」と言っていた。

 

 それでもやっぱり、大きなシェルターに守られているのは心地よさそうだった。うーむ。何とかならないものだろうか。

 

 道玄坂の焼鳥屋では、二人で瓶ビールを2本飲んだ。タカちゃんが多めに払ってくれた。

 

 ハビエルと合流して、飲み放題30分299円のお店へ。1時間くらいでビールを数杯。ハビエルは工学院でソフトウェアエンジニアリングを勉強しているチリ人青年。大学にはバカが多いと普通の大学生みたいなことを言っていた。どこかに編入したいと言っていたので、そこでちゃんと勉強していれば、何とかなるのではと伝えた。将来は日本のベンチャー企業で働きたいらしい。そうやって今やりたいと思うことをいろんなところで言うことが大切だと思う。

 

 飲んでいる最中タカちゃんに電話が入り、明日、日曜日にもかかわらず、出勤命令を受けていた。すでに終電がない時間だったので、やけくそになってオールするぞと言っていた。

 

 そのあと結局V2に行くことに。ハビエルはV2がほんとに好きだ。V2に着くと予想通り長蛇の列。気分屋のハビエルはやっぱり麻布十番のIVYに行こうと言い出す。結局IVYに入った。

 

 久々のクラブだったのでテンションが上がった。お客の8割は外国人だった。音楽は僕がよく知らない、けれどみんなはよく知っているクラブミュージックがかかっていた。アフリカ人が踊っている様を真似したりして楽しく過ごした。月に1回くらいクラブに行けたらいいのにと思う。

 

 5月1日。8時頃家につき昼まで爆睡。二日酔いだったので、ウクレレ弾いて、歌って、ジョギングに行って、本読んで一日終了。

 

 5月2日。私小説 from left to right読了。主人公の美苗は駐在サラリーマンの娘。一家でアメリカにあこがれ移り住んだが、アメリカ社会の残酷さにさらされ、家族は崩壊、美苗もほぼ鬱状態。読んでいて、鬱に感染しそうになった。あんなに暗い文章をよく450ページも書けるものだと思う。

 

 よく環境適応能力が重要だという話を聞くけど、本当に大切なのは環境を変えられるような環境を保つことではないかと思う。どこでも生きていける人なんていないのではないかと思う。

 

 ブライアンにメール。出国は10日か11日になるのではないかと伝えた。ブライアンもすごく忙しそうだから、メールでわけのわからない英語を送らないようにしなくては。

 

 今日、5月3日。

 

 昼に麻婆豆腐を作り、兄、母、祖母にふるまう。みんなおいしいと言っていた。オーストラリアでも麻婆豆腐を作りまくってやろうと思う。

 

 1時からウクレレを弾き始め、気づいたら5時半!

 

 晩御飯前のジョギング。

 

 夜は読書と日記。

  

 明日は何をしよう。雨だから図書館に行こう。蔦谷にCDとDVDを借りに行こう。