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5月13日 Masjid  

 朝、昨日の聞き取り調査で収集した地元バンドをネットで探しまくる。なかなか近い日程でコンサートが見つからなかったが、ブリスベン・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルが6月上旬に行われることが分かった。仕事が見つかったらチケット買っちゃおうか、どうしようか。

 

 毎月第2土曜日はウエストエンドでレコード市が開かれ、コンサートも多数行われるという情報を昨日入手したので明日は夕方くらいからウエストエンドへ行こうと思う。まだチェックできていないシティセンターのレコード屋もチェックしようと思う。ブーツカットを履いたお兄さんに、Kerbside Collectionのライブスケジュールを尋ねれば友達になれると思う。僕が苦手意識を持っているパンクお兄さんとか、メタルお兄さんとも仲良くなれるように作戦を練ろうと思う。

 

 昼飯は残っていたうどんで再び焼うどんをした。焼きそばより焼うどんの方がうまいと思う。ツナと木耳と葱とニンニクと唐辛子をバターでいため、出汁入り醤油で味をつけた。片栗粉で少しとろみをつけて、あんかけ焼うどんにしたいなと思った。今日も豪華な昼飯が食べられてよかった。

 

 そして3時前、夕方のお祈りに間に合うように、マスジッドへ向かった。小さい家のようなスンニ派のマスジッドだった。僕の到着とほぼ同時に、ランクルが1台到着した。髭をはやした運転手のお兄さんに、「アッサラームイスラームについて勉強したい。できればアラビア語ウルドゥー語も勉強したい。それに伴いまして、何か教育プログラムのようなものを紹介していただけませんか。」と尋ねると、「お前はムスリムか。」と聞かれたので、「いや違います。」と答えた。「ではなぜアッサラームと言うのか。」とさらに聞かれたので、「イスラームをリスペクトしているからです。」と答えた。「何でも教えてやるから俺が祈る姿を目に焼き付けておけ。」と言われ、部屋の後方であぐらをかいて待つことになった。

 

 小鳥のさえずりと車が走る音とお兄さんの声はムッサルマンたちがなにも気取らず生活していることを感じさせ、少し泣きそうになった。祈りを終えたお兄さんに「ビューティフルなマスジッドだ。」と伝えた。それからしばらくファンダメンタルズ・オブ・イスラームの話をして、お兄さんがバングラディッシュの出身であること、奥さんがシリア人であること、僕がインドに住んでいたことなどを話した。そして、実はインド料理屋で働きたいとも思っていると伝えた。「サンシャインコーストに知り合いがやっている店があるから、そこなら紹介できる。料理が好きならキッチンで働けると思う。」とまあまあな返事。もし働きたいなら連絡してくれと言われ、連絡先を交換。

 

その後、「おごってやるから、サブウェイ行こうぜ。」と言われ、もちろん快諾。小さいモールのようなところに到着すると、サブウェイの隣に、魚のフライを出す軽食屋があり、こっちのほうがいいなと言うと、魚好きのバングラ人が本性を現し、「おれも実はそう思っていた。」とお兄さん。

 

コルカタの定食屋で食べた魚のカレーが僕の人生で一番おいしかった食べ物だ。」と調子のいい感じで言うと、喜んでくれた。大量のイカリング、白身魚のフライ、フライドポテトを食べ続け、いろいろ話した。自分の食べるものにだけレモンをかけていたので、「全部にかけちゃっていいよ。ついでにマサラもかけちゃっていいよ。」と伝えると、笑っていた。お兄さんといると本当にマサラが恋しくなってきた。

 

シリアにいる親戚たちの状況は悪いと言っていた。「ISISの問題はどうすれば解決できるのか。」と訊くと、「わからない。」とお兄さんは言った。僕は、「アメリカが爆弾を落とすのをやめたら、その後10年くらいISISはテロを続けるだろうが、それで終わるのではないか。」と言ってみた。「そうかもしれない。」と言って再び笑っていた。

 

お兄さんは自分で中古車販売のビジネスをやっている。「大きな会社で働こうと思ったことはないか。」と訊くと、「髭を剃れとか言われるから嫌だ。」と言っていた。どこかで聞いたことのある話である。

 

大きくて人がより多く集まるマスジッドを教えてもらったので、週明けに行こうと思う。